量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所脳機能イメージング研究部脳とこころの研究チーム
2019 年 26 巻 1-2 号 p. 3-9
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
経験にもとづいた柔軟な学習を可能にするために,脳は十分な可塑性を持ちつつ,過去に獲得した重要な情報処理を忘却から守るための安定性も担保しなければならない.われわれの研究グループは,この可塑性と安定性の制御に関わる脳基盤の解明を目指し,知覚学習の安定性と脳の興奮・抑制比率の関係に着目した研究を行ってきた.本稿では,これまでの一連の研究から得られた知見について概説する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら