JAPANESE JOURNAL of ELITE SPORTS SUPPORT
Online ISSN : 2188-8191
Print ISSN : 2188-8183
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事例報告
チーム「ニッポン」マルチサポート事業における フェンシング男子フルーレナショナルチーム サポート
星川 雅子 白井 克佳松尾 彰文千葉 洋平岡野 憲一河森 直紀栗田 英行長坂 聡子織田 憲嗣宇土 昌志安藤 憲仁土肥 美智子関口 愛子紅楳 英信江村 宏二石井 聡
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 6 巻 p. 1-10

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抄録

チーム「ニッポン」マルチサポート事業は2008 年度に開始された文部科学省委託事業である。同事業は「アスリート支援」と「研究開発」から成り、独立行政法人日本スポーツ振興センターは「アスリート支援」を受託した。そして 2009 年度に フェンシング男子フルーレナショナルチーム がターゲット競技種目に選定されたのを受け、 2009 年から 2012 年 ロンドンオリンピックまでの期間、 フェンシング男子フルーレナショナルチーム に対して 7つの分野から包括的なサポ ートを実施した。実施されたサポートは、トレーニング指導、フィットネス、医学、栄養、心理サポートを通した心身のコンディショニングと、映像(試合映像分析)、情報戦略サポートを通した強豪国対策、ロンドン市内でのオリンピック準備 のサポートであった。本サポートの特徴は、複数分野のサポート担当者が連携して男子フルーレチームをサポートしたことであり、それによって、各分野の担当者が独立してサポートを行うよりも、チーム・選手の状態に合ったサポートを行うことができた。本稿では、サポート体制、サポート例、 (公社 日本フェンシング 協会からのヒアリング結果等について報告する。なお、本稿は フェンシング男子フルーレナショナルチーム に対するサポートの全体像を報告するものであり、各分野のサポート内容の詳細は別稿で報告する。

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© 2013 独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター
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