日本食品科学工学会誌
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技術論文
茶葉および浸出液中のフラボノール含量測定法
白井 展也
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2018 年 65 巻 7 号 p. 357-362

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抄録

茶葉および浸出液中のフラボノール配糖体の,加水分解条件の検討を行った.茶葉では各フラボノール配糖体は,メタノール72%,塩酸0.6mol/L,沸騰水中,20分間,浸出液では,メタノール16%,塩酸0.8mol/Lで,80℃,50分間が適当であると考えられた.いずれの品種もミリセチン,ケルセチン,ケンフェロールが多く含まれ,緑茶はこれらの供給源の一つとして有用であると考えられた.

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© 2018 日本食品科学工学会
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