肺癌
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7歳女児に発生した小児胸腺腫の1手術例
庄村 心高尾 仁二藤永 上弥矢田 公
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キーワード: 胸腺腫, 小児, 外科治療
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2004 年 44 巻 3 号 p. 189-192

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抄録

背景. 小児縦隔腫瘍の中で, 胸腺腫は稀と言われているが, 7歳女児に発生した小児胸腺腫を経験したので報告する. 症例. 7歳女児. 左下葉の肺炎を加療中に胸部レントゲン, CT, MRIを行い, 横隔膜に接し左胸腔内に突出する6cm大の腫瘤を指摘された. 縦隔腫瘍の診断で左側方切開下に腫瘍切除術を施行した. 病理組織検査で断端は陰性であったが, 被膜浸潤を伴う胸腺腫 (正岡分類; stage II, WHO分類; type B1) と診断された. 術後2ヶ月後より放射線50Gyの外照射を施行した. 結論. 小児胸腺腫に対して外科的切除, 外照射を施行した1例を経験した. 小児期での胸腺腫は稀であり, 今後の長期経過観察を必要とすると考えられた.

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