土木学会論文集A2(応用力学)
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和文論文
多層カーボンナノチューブに生じる特異な断面座屈挙動の分子動力学解析
谷内 湧梅野 宜崇島 弘幸佐藤 太裕
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2018 年 74 巻 1 号 p. 51-62

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抄録

 本研究は,一定圧力を作用させたカーボンナノチューブの断面座屈挙動を,分子動力学法によって精査することを目的とした.また,分子動力学法と薄肉円筒シェル理論の各々によって得られた結果を比較し,それらの適用限界を検証したうえで,カーボンナノチューブの直径や層数がその座屈特性に与える影響を調べた.更に,後座屈領域の時間発展追跡計算が可能という分子動力学法の利点を生かして,シェル理論では解析が困難な大変形過程の定量的検証と載荷-除荷曲線の導出を行った.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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