公立湖北総合病院内科
滋賀医科大学第三内科
1989 年 78 巻 5 号 p. 708-709
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症例は58才,男性.歩行困難を主訴に来院した.寡動,右上下肢に固縮あリパーキンソニズムと思われた. CTにて左の慢性硬膜下血腫を認め,血腫除去術を施行したところ症状は完全に消失した.慢性硬膜下血腫によリパーキンソニズムを起こすことはまれであり,これまでに本邦で4例,海外で10例報告されているのみであるが,血腫除去により症状が消失することから鑑別診断上重要と考えられた.
日本内科学会会誌
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