国立民族学博物館
関西学院大学社会学部
名古屋大学大学院環境学研究科
鳥取大学乾燥地研究センター
2019 年 29 巻 1 号 p. 11-19
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A. D.シムコフは1920年代から1930年代にかけて,モンゴル全土にわたって動植物から遊牧民の社会構造まで広く実態を調査した研究者である.本稿は彼の残した著作のうち,ウブルハンガイ県における遊牧民の生活についてまとめた論文を訳出したものである.論文では宿営地の季節的な配置を論じている.寺院の所有する畜群が,家畜種に応じて異なる牧地に配分されていたことなどが報告されている.
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