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路上空間を用いた無線マルチホップネットワークのリレーノード配置方式
今井 博英 間瀬 憲一 岡田 啓 中野 敬介
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J99-B
No.10
pp.871-880 発行日: 2016/10/01 早期公開日: 2016/07/01 Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016IAP0009 論文種別: 特集論文 (ネットワークの設計・制御・分析・管理技術論文特集) 専門分野: キーワード: リレーノード, センサネットワーク, デジタル地図, マルチホップ, 電気自動車, 車々間通信,
本文: PDF(1.6MB)>>
あらまし:
大規模災害が発生した際,被災地の状況を災害対策本部で取得する被災地モニタリングシステムが提案されている.本システムは,センサと通信機器を搭載した電気自動車(センサノード)を道路上に配置して,無線マルチホップ通信に基づくセンサネットワークを構成する.そして,被災地の情報を収集し,インターネット接続が可能なゲートウェイへ送信する.本論文では,センサノードとゲートウェイの位置が与えられた場合に,それらの接続性と通信品質を維持するため,道路上にリレーノードを配置する方法を提案する.建物等を含むデジタル地図データを使用し,建物の影響を考慮して隣接ノード間のリンク品質を計測しながら,リレーノードを配置する.リレーノード数を削減するため,最短経路を求めてからリレーノードを配置する方式と,リンク品質を求めてからノード数が少なくなるように経路を選択する方式の二つを示す.そして,リレーノード数とセンサノードからゲートウェイへのデータ到着率を示し,本方式の有効性を示す.
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