日本地理学会発表要旨集
2017年度日本地理学会秋季学術大会
セッションID: P025
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発表要旨
乾燥地災害学の体系化(3)
災害管理への展開
*立入 郁黒崎 泰典ナンディンツェツェグ バンズラグチエルデネツェツェグ バサンダイアリウナ チャドラバルバトヨン ツェレンプル鈴木 康平篠田 雅人
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抄録

「乾燥地災害学の体系化」(略称:4Dプロジェクト)は、ユーラシア乾燥地に特徴的な4種類の自然災害である砂塵嵐、干ばつ、砂漠化、ゾド(寒雪害)を対象とし、これらの災害の相互作用を念頭においた体系的解明とともに、その成果を現地(主にモンゴル)における災害の被害低減に役立てることをめざした野心的な研究プロジェクトである。本発表では、このプロジェクトの大きな特徴である、現地社会への実装について報告する。より迅速なリスク情報提供の要請があった干ばつ・ゾドと砂塵嵐については既にリスク情報提供システムが稼働しており、砂漠化については現在リスクマップ作成が進められている。

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© 2017 公益社団法人 日本地理学会
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