日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集
第29回ファジィシステムシンポジウム
セッションID: TD1-3
会議情報

メイン
構造化モデリング法を用いた列車運転士の注視行動分析
*鈴木 貴之堀口 由貴男椹木 哲夫中西 弘明中村 哲也宗重 倫典福田 啓介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

列車運転において運転士は,自車両の正確なコントロールに加えて,不測の事態への迅速な対応の備えとして,常に外界の事物に対する警戒を維持することが求められる.このような異なるタスク間のバランスをとりながら,各タスクの実施に必要な情報源を走査する注視行動には,運転技量の違いが現れると考えられる.そこで本稿では,注視場所の遷移パターンに着目して,列車運転の熟練度の違いを表す特徴を注視行動データから抽出することを試みる.そのために,構造化モデリング法の一つである Interpretive Structural Modeling (ISM) 法を応用して,運転士の基本的な注視遷移を抽出し可視化する。可視化された構造を熟練度の異なる運転士間で比較することによって,列車運転の熟練度の違いを表す注視行動上の特徴を明らかにする.

著者関連情報
© 2013 日本知能情報ファジィ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top