岡山大学大学院医歯薬学総合研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科学
国立病院機構福山医療センター耳鼻咽喉科
岡山済生会総合病院耳鼻咽喉科
2008 年 20 巻 3 号 p. 293-298
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
腎転移を生じた下咽頭・食道異時性重複癌症例を報告する. 症例は60才男性. 2003年12月に下咽頭癌梨状陥凹型T2N2bM0, Stage IVAのため手術施行した. 2005年10月に腹部膨満感, 右下腹部痛を訴え受診. 画像検査にて右腎に腫瘍を認め, 腎生検を行い扁平上皮癌と診断した. 同時期に施行した上部消化管内視鏡検査で食道表在癌を認めた. 下咽頭食道異時性重複癌の腎転移として化学療法を行ったが腎に対する治療効果は不変であった.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら