石油学会 年会・秋季大会講演要旨集
第37回石油・石油化学討論会 (札幌)
セッションID: 1A12
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改質
n-C4H10の酸化的改質反応の常温駆動(1)CeO2-xの自発的酸化による発熱の利用
*佐藤 勝俊福田 渉中鋪 勝太永岡 勝俊西口 宏泰瀧田 祐作
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抄録

炭化水素の改質反応における起動時の最大の問題点は、触媒を加熱するのに時間を要し、水素を迅速に生成できないことである。そこで、加熱を必要としないn-C4H10の酸化的改質反応の常温駆動について検討を行った。その結果、還元処理後のCeO2を担体とした担持金属触媒を用いることで、担体の自己発熱により触媒層が加熱され、反応の常温駆動が可能となる事を見出した。また、従来のAl2O3、MgO等の金属酸化物担体を用いて検討したが、この様な機能を示す担体はCeO2のみであった。

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© 2007 公益社団法人石油学会
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