スピン中心移動：1H-ENDOR/TRIPLE 法によるDTPY置換6-オキソフェナレノキシルの電子スピン構造の解明

山中 あずさ; 森田 靖; 西田 辰介; 佐藤 和信; 工位 武治; 中筋 一弘

doi:10.11494/kisoyuki.2008.0.185.0

第19回基礎有機化学討論会（第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会）

セッションID: 2P085

DOI https://doi.org/10.11494/kisoyuki.2008.0.185.0

会議情報

主催: 基礎有機化学討論会組織委員会

共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会（協賛）, 日本薬学会（協賛）

ポスター発表

スピン中心移動：¹H-ENDOR/TRIPLE 法によるDTPY置換6-オキソフェナレノキシルの電子スピン構造の解明

*山中あずさ, 森田靖, 西田辰介, 佐藤和信, 工位武治, 中筋一弘

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キーワード: スピン中心移動, 安定中性ラジカル, 6-オキソフェナレノキシル, ソルバト－／サーモクロミズム, 1,6-ジチアピレン

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抄録

我々は、6-オキソフェナレノキシル安定中性ラジカルを基盤とした新しいスピン非局在型の安定開殻有機分子の設計・合成を行っている。これまでに電子ドナーであるテトラチアフルバレンを置換した誘導体が、容易な分子内電子移動とそれに伴うスピン中心移動やソルバト－／サーモクロミズムを示すことを報告した。今回、分子の対称性や結晶性の向上を目的として、1,6-ジチアピレン (DTPY) を置換した誘導体を設計し、安定に単離した。そして、溶液状態でのスピン中心移動により発生した中性および双性イオン状態の電子スピン構造をENDOR/TRIPLE法を用いて解明したので発表する。

責任著者(Corresponding author)

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