基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第18回基礎有機化学連合討論会
セッションID: 1PC72
会議情報

酸化還元活性なトリアリールアミノユニットを持つ二核錯体の合成と性質および構造解析
*藤田 将之矢野 将文矢島 辰雄辰巳 正和山内 脩小山 宗孝佐藤 和信工位 武治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

配位可能なビスピコルアミノ基二つと酸化還元活性なトリアリールアミノユニットを連結した配位子の設計・合成を行った。これにPd、CuおよびPtを配位させた二核錯体をそれぞれ合成し、その性質を電気化学的・分光学的手法を用いて検討した。とくにPd錯体については温度可変および種々の二次元NMR測定によって溶液中での挙動を詳細に検討した。またCu錯体についてはESR測定およびX線分析によって溶液中、結晶中の構造解析を行った。さらにPt錯体についてはPt-NMR測定によってPtの電子状態や錯体の溶液中での平衡状態についても検討した。これらの錯体を一電子酸化して得られる化学種の性質についても併せて報告する。

著者関連情報
© 2006 有機反応化学討論会
前の記事 次の記事
feedback
Top