LEDアレイと高速度カメラを用いた階層的符号化光空間通信方式におけるターボ符号を用いた逐次型干渉除去を提案する.提案する逐次型干渉除去では,まず,高優先度データの復調およびターボ復号を行う.この高優先度データを再変調し,受信信号から減算することで高優先度データによる中優先度データへの干渉成分を取り除く.こうすることにより,中優先度データの誤り率特性を改善する.また,この干渉除去法の特性は高優先度データの誤り率特性,つまりターボ符号の誤り率特性に依存する.そこで,これまで採用していたMaxLogMAPアルゴリズムによるターボ復号では無く,新たにLogMAPアルゴリズムを採用することで誤り率特性の改善を図る.