急性虫垂炎を契機に発見された虫垂原発MALTリンパ腫の1例

足立 和規; 小笠原 尚高; 田村 泰弘; 井澤 晋也; 土方 康孝; 海老 正秀; 佐藤 啓; 舟木 康; 佐々木 誠人; 春日井 邦夫

doi:10.11405/nisshoshi.116.660

症例報告

急性虫垂炎を契機に発見された虫垂原発MALTリンパ腫の1例

足立和規, 小笠原尚高, 田村泰弘, 井澤晋也, 土方康孝, 海老正秀, 佐藤啓, 舟木康, 佐々木誠人, 春日井邦夫

著者情報

足立和規
愛知医科大学消化管内科
小笠原尚高
愛知医科大学消化管内科
田村泰弘
愛知医科大学消化管内科
井澤晋也
愛知医科大学消化管内科
土方康孝
愛知医科大学消化管内科
海老正秀
愛知医科大学消化管内科
佐藤啓
愛知医科大学病院病理診断科
舟木康
愛知医科大学消化管内科
佐々木誠人
愛知医科大学消化管内科
春日井邦夫
愛知医科大学消化管内科

キーワード: 虫垂炎, 粘膜下腫瘍, mucosa-associated lymphoid tissue（MALT）lymphoma

ジャーナルフリー

2019 年 116 巻 8 号 p. 660-667

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.116.660

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抄録

82歳，男性．腹痛を主訴に受診し，腹部CTで虫垂の腫大，虫垂基部の腫瘤，腹腔内多発リンパ節腫大を認めた．下部消化管内視鏡にて虫垂開口部に径30mm大の粘膜下腫瘍を認めた．確定診断のため右半結腸切除術を施行し虫垂原発MALTリンパ腫（Lugano分類II₂）と診断し，リツキシマブ単剤による化学療法を行った．急性虫垂炎を契機に発見された虫垂原発MALTリンパ腫を経験したため，報告する．

責任著者(Corresponding author)

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