特異な形態を呈した胆囊低分化型粘液癌の1例

浦田 孝広; 長峯 理子; 久木山 直貴; 野田 香菜; 市川 亮; 竹口 真隆; 吉本 和仁; 南 信弘; 北田 英貴; 竹熊 与志

doi:10.11405/nisshoshi.114.274

症例報告

特異な形態を呈した胆囊低分化型粘液癌の1例

浦田孝広, 長峯理子, 久木山直貴, 野田香菜, 市川亮, 竹口真隆, 吉本和仁, 南信弘, 北田英貴, 竹熊与志

著者情報

浦田孝広
熊本赤十字病院消化器内科
長峯理子
熊本赤十字病院病理診断科
久木山直貴
熊本赤十字病院消化器内科
野田香菜
熊本赤十字病院消化器内科
市川亮
熊本赤十字病院消化器内科
竹口真隆
熊本赤十字病院消化器内科
吉本和仁
熊本赤十字病院消化器内科
南信弘
熊本赤十字病院消化器内科
北田英貴
熊本赤十字病院消化器内科
竹熊与志
熊本赤十字病院消化器内科

キーワード: 胆囊低分化型粘液癌, 画像診断, 有茎性腫瘍, 胆囊過形成性ポリープ

ジャーナルフリー

2017 年 114 巻 2 号 p. 274-282

DOI https://doi.org/10.11405/nisshoshi.114.274

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抄録

65歳，女性．検診の腹部超音波検査で胆囊底部に隆起性病変を指摘された．腫瘍は，30mm大の有茎性病変であり，腹部造影CTで平衡相にかけて徐々に濃染する血流態度を呈し，MRIのT2強調像でhigh intensityを呈した．病理組織所見では，腫瘍大部分が粘液湖に浮遊する印環細胞様の低分化型腺癌細胞で構築され，胆囊低分化型粘液癌と診断した．

責任著者(Corresponding author)

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