主催: 一般社団法人日本物理学会
会議名: 2016年度日本物理学会秋季大会
開催日: 2016/09/13 - 2016/09/24
Stokes則により巨視的な溶質粒子が流れのある溶媒から受ける力を計算する時、溶質表面の境界条件が必要だが、その微視的な根拠は明らかでない。溶媒粒子が粒子間相互作用をあらわに考える運動方程式にしたがうとして、溶質溶媒の大きさの比の極限を取る事により、Stokes則の境界条件を溶質溶媒の相互作用で表した。特に溶質の接線方向に力が働くときのスリップ境界条件からのずれを力の相関関数により計算出来る事を示した。