東京都市大学大学院
東京都市大学
三菱自動車工業(株)
2014 年 39 巻 202 号 p. 29-38
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本研究は,機能や性能,計算理論に関する情報が少なく,実用性が明らかでないOpenFOAMの問題点や性能を明らかにすることが目的である.特に本論では自動車室内の温熱環境解析を題材に,OpenFOAMの性能検証を系統的に行った.その結果簡易車室内の流れ場解析,サーマルマネキンの対流伝熱解析,及びDOMを用いた放射伝熱解析は複数の商用コードとほぼ同程度の精度を有していることがわかった.しかし計算安定性は低く,本論では比較に用いたコードよりも最大で4倍近くの計算時間を要した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら