地盤工学研究発表会 発表講演集
第39回地盤工学研究発表会
セッションID: 893
会議情報

杭基礎を有する自立型タワークレーンの動的遠心実験
*荒井 郁岳平野 秀司片田 敏行末政 直晃玉手 聡伊藤 和也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

構造物の施工に際し,杭基礎を有する自立型タワークレーンが多用される.クレーンの上部工の設計基準は定められているが,それを支持する杭基礎部に関する設計指針は存在せず,施工業者の判断により設計されている.しかし施工不良によりクレーンが転倒した事例が報告されており,杭基礎に関する指針が必要であると考えられる.本研究では自立型タワークレーンの安定性について遠心模型実験装置を用いて検討した.本報ではタワークレーン模型の遠心場加振実験から,地震時の動的安定性および杭基礎~地盤の相互作用による振動特性の変化等を検討した.その結果,地盤の軟化により応答特性が変化し,一体系での検討が必要であることが分かった.

著者関連情報
© 2004 地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top