整形外科と災害外科
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術中3D-CTを用いたナビゲーションシステムと経皮的椎弓根スクリュー挿入システムSEXTANTの使用経験
中原 誠之西田 憲記小川 浩一英 賢一郎高橋 雄一土方 保和
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2009 年 58 巻 2 号 p. 156-160

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抄録

当院では2007年より頚椎や上位胸椎に対して,術中3D-CT画像を利用したナビゲーションシステム(以下3D-CT navigation)ARCADIS Orbic 3D(Siemens社)+Stealth Station Navigation System(Medtronic Sofamor Danek社)支援下手術を導入し脊椎インストゥルメンテーション手術を安全に行っている.今回,3D-CT navigation支援下にCD HORIZON SEXTANT system(Medtronic Sofamor Danek社,以下SEXTANT)による経皮的椎弓根スクリューとロッド挿入で低侵襲腰椎後方椎体間固定術(以下PLIF)を始めた.腰椎インストゥルメーション手術の際,SEXTANT使用時に3D-CT navigationを併用することでより安全に手術を行えると考えている.まだ少数例の経験であるが,その手術手技と問題点などについて文献的考察をまじえて報告する.

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© 2009 西日本整形・災害外科学会
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