2011 年 61 巻 3 号 p. 349-356
2011年5月7日~9日、 中国・成都のソフィテルワンダホテルにて第6回International Congress on Complementary Medicine Research(ICCMR)が開催された。 6日にはプレ・カンファレンスワークショップが成都大学で開催された。 主催はThe International Society for Complementary Medicine Research (ISCMR)。 ワークショップ4演題、 全体セッション12演題、 一般口演134演題、 ポスター発表287演題が発表され、 400名の参加があった。 演題は中国からの発表が半数を占め、 また韓国からの発表も多く見られた。 伝統医療・統合医療(Complementary and Alternative Medicine :CAM)の医学的根拠 (Evidence Based Medicine :EBM)を構築するためのランダム化比較試験 (Randomized Controlled Trial :RCT)やシステマティックレビュー(Systematic Review :SR)を行うための方法論が活発に検討され、 それらを用いた研究成果が数多く報告された。 なお、 この大会には全日本鍼灸学会国際部の依頼を受けて参加した。