量子科学技術研究開発機構量子生命科学研究所
量子科学技術研究開発機構量子生命科学研究所 茨城大学大学院理工学研究科
北海道大学環境健康科学研究教育センター
2022 年 71 巻 1 号 p. 35-40
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放射線治療における妊孕性の保護は,がん患者の治療後の生活にとって,重要な意義をもつ。本研究では,マウス精巣器官培養法と一般的なX線照射装置を組み合わせて,空間的に不均一な放射線場における精子形成能の損傷と回復の過程を解析したところ,生殖幹細胞の移動が回復過程に関与している可能性が示唆された。今後,このような組織培養アプローチを用いた放射線不妊メカニズム研究の発展と普及が期待される。
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