新潟大学理学部化学科
1989 年 38 巻 10 号 p. 415-420
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時間間隔解析 (TIA) 法を用い, 秋田県玉川温泉水10試料に含まれるTh系列天然放射性核種を簡便かつ選択的に測定した。まず, 過剰量存在する224Raの放射能強度を求め, 224Raが完全に壊変後228Thの放射能強度を求めることができた。その結果, 放射能比 (224Ra/228Th) から, 温度低下による224Raの沈殿の優先性, 228Thの加水分解のpH依存性などが示唆された。
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