本研究では,ヒトの歯の構造に基づき歯にかかる荷重と振動を計測できる磁気式食感センサを提案した.食感センサを用いて,ビスケット,グミ,コーンスナック菓子,ポテトスナック菓子の4つの食品の食感を計測した.4食品において計測結果が異なることを確認し,4つのグループに分けた.また,食感センサの結果についてSVMを用いて判別を行い,その結果を市販の食感測定機器での判別結果と比較することで本センサの有用性を検証した.食感センサと市販の食感測定機器の判別結果はそれぞれ100%,87.5%であり,食感の評価には荷重と振動の計測が必要であることを確認するとともに,食感センサの有用性を示した.