災害情報
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緊急救命避難支援システムにおける突発性災害時の通路混雑状況を考慮した避難誘導方式
和田 友孝松本 航輝大月 一弘
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2019 年 17 巻 2 号 p. 179-190

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抄録

突発性災害の発生を迅速に検知し、リアルタイム性の高い災害情報を被災者に提供することを目的として、緊急救命避難支援システム(ERESS)の研究開発が行われている。本論文では、iBeaconのエリア情報と加速度情報を用いた通路混雑状況を考慮した避難誘導方式を提案する。提案方式ではERESS端末に搭載された加速度センサを用いることで、端末保持者の現在の状態の判定を行い、エリア内に存在する全ての端末保持者の現在の状態より混雑状況を把握する。把握した混雑状況を周囲の端末と共有することにより、各エリアの混雑状況を把握する。これにより通路の混雑状況に応じて避難経路を柔軟に変更でき、適切な避難誘導が可能となる。屋内環境における避難誘導実験を行い、提案方式の有効性を検証する。

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© 2019 日本災害情報学会
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