秋田大学大学院医学系研究科医学専攻機能展開医学系整形外科学講座
2019 年 31 巻 4 号 p. 468-472
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リンパ管腫症は小児慢性特定疾患に登録されているまれな疾患であり,治療法も確立されていない.今回われわれは,リンパ管腫症に頚椎の病的骨折を伴った1例を経験した.症例は17歳,野球練習中のスライディングを契機に受傷した.頚椎カラーによる保存加療で骨癒合を得ることが可能であり,症状の再燃も認めていない.しかしながら,今後も頚椎後弯や神経症状出現の有無について注意深い経過観察が必要である.
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