2010 年度から始まった東京未来大学の教室外学修プログラムの一つであるカンボジア・ボランティ ア・プログラムは2012 年度で3 度目を迎えている。プログラムに参加した学生の学びの成果を明らかにするため、事前・事後の聞き取りや振り返り記述をもとに本学策定の学士カ「汎用的スキル」に当てはめて分折・整理し評価した。その結果、学生は「【社会性】コミュニケーションの力・協働する力」や、「【受容性】自分たちの文化や異文化を理解し認める力」、さらには「【生涯学習力】常に学び、向上を続ける態度」「【課題解決力】情報収集－分析－解釈－表現・発信する力」についての学びが得られた。それは「【市民性】社会の一員として責任ある行動をする力」「【倫理観】自己を統べる力」とも大きく関連し、学生自身の価値観の変容までも期待できると考える。