ウイルス
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特集2
インフルエンザウイルス
菅谷 憲夫
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2005 年 55 巻 1 号 p. 111-114

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抄録

 最近の数年間で,インフルエンザは,外来やベッドサイドで迅速診断を実施し,抗ウイルス剤で治療する疾患となった.日本では,現在,ノイラミニダーゼ阻害薬のオセルタミビル(商品名タミフル),ザナミビル(商品名リレンザ),およびアマンタジン(商品名シンメトレル)が,インフルエンザ治療に使用されている.世界的に見ると,これだけ広くノイラミニダーゼ阻害薬による治療が普及している国はないが,それだけに,今後は,ノイラミニダーゼ阻害薬の副作用と耐性発現の注意深い監視が肝要である.

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© 2005 日本ウイルス学会
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