日本内科学会雑誌
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2.全身性エリテマトーデス
加藤 将渥美 達也小池 隆夫
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2010 年 99 巻 10 号 p. 2401-2406

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抄録

全身性エリテマトーデスの治療は従来からステロイド薬による非特異的な治療が中心であったが,近年,免疫抑制薬や生物学的製剤を用い,効果的で副作用の少ない治療が試みられている.全身性エリテマトーデスの関節炎の特徴は「非破壊性関節炎」と表現され,関節リウマチの「破壊性関節炎」とは多くの点で対照的である.このような対照的な病態を理解することは関節炎全般の診療をより深いものにすると考えられる.

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© 2010 一般社団法人 日本内科学会
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