日本内科学会雑誌
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ヒトパルボウイルスB19関節症の8例
吉留 嘉人林 茂昭岡留 格丸山 芳一西垂水 和隆
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2004 年 93 巻 2 号 p. 377-379

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抄録

症例1は41歳,女性.主訴は両手足のむくみと関節痛.家族歴として娘の学校で伝染性紅斑が流行.ヒトパルボウイルスB19IgM抗体が陽性.非ステロイド性抗炎症剤の投与により,約2週間後にはむくみや関節痛は改善した.ヒトパルボウイルスB19は小児の伝染性紅斑の原因として知られているが,成人では急性の関節症状を呈することがある.稀に関節症状は慢性化する.ヒトパルボウイルスB19関節症の8例について報告する.

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