愛媛大学内科学第1
2001 年 90 巻 11 号 p. 2298-2300
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症例は80歳,男性.歩行時の呼吸困難を主訴に受診し,血清総蛋白及びIgGの高値と骨髄で70%を占める異常形質細胞が認められ多発性骨髄腫と診断された.血清蛋白電気泳動で2つのM蛋白を認め,免疫電気泳動でIgG1及びIgG2の2クローン性M蛋白血症を有する多発性骨髄腫と診断した.経過中に肝腫瘍が出現し,生検で中分化度管状腺癌を認めた.比較的まれな2クローン性M蛋白血症を有する多発性骨髄腫に固形腫瘍を合併した症例を経験したので報告する.
日本内科学会会誌
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