帝京大学医学部第二内科
1989 年 78 巻 7 号 p. 974-975
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右心不全優位の右室梗塞例で徐脈性不整脈を合併しショックに陥った場合,心室ペーシング(V-P)は有効でなく,従来の大量輸液法の併用は左心不全を増悪させる.この場合,輸液量を減らし,心房または心房心室同期ペーシング(AV-P)の施行が有効なことがある.ショックに陥った右室梗塞例で徐脈性不整脈合併例10例に, V-PとAV-Pを施行した. V-Pのみでは血行動態の改善は不十分で,洞徐脈例で悪化したが, AV-Pにより著明な改善を認めた.
日本内科学会会誌
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