筑波大学臨床医学系内科
1988 年 77 巻 5 号 p. 738-739
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症例は58才,男性.呼吸困難と筋力低下を主訴として入院.ほぼ全身の皮膚硬化,筋原性酵素上昇,筋電図で筋原性変化,胸部X線像で肺線維症と右肺の浸潤影を認め,多発性筋炎と強皮症の重複症候群,また喀痰,心膜液細胞診より肺癌と診断.ステロイド薬等を投与したが呼吸不全のため死亡.剖検で右肺に腺癌を確認した.本例は文献上,多発性筋炎・皮膚筋炎と強皮症の重複症候群に悪性腫瘍が合併した第2例目の報告である.
日本内科学会会誌
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