観光研究
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論文
観光地ロイヤルティ形成における愛着とスイッチング・コストの影響
―箱根を事例として―
外山 昌樹 西尾 チヅル
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 30 巻 2 号 p. 27-37

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抄録

本研究は、観光地に対する愛着とスイッチング・コストが観光地に対するロイヤルティへ与える影響につい て明らかにすることを目的に実施した。箱根町への旅行者を対象とした調査データを対象に共分散構造分析を実施した結果、観光地に対する愛着とスイッチング・コストは、共に観光地に対するロイヤルティへ正の影響を与えることが確認された。また本研究では、観光地に対する愛着は、観光資源評価、累積的経験評価、新奇性評価、対人接客ベネフィット評価によって規定されることと、スイッチング・コストは、新奇性評価と対人接客ベネフィット評価によって規定されることも明らかになった。

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© 2019 日本観光研究学会
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