2004 年 48 巻 1 号 p. 16-23
栃木県男体山東麓地域に生成する土壌の断面記載,断面写真および土壌分析結果の公表と,日本の統一的土壌分類体系-第二次案(2002)-を用いた分類・命名を行い,"ペドンペーパー"という形で取りまとめた。その結果,宇都宮大学農学部附属船生演習林内において調査された,国土調査による褐色森林土壌(大沢統)の分布域に生成する土壌は,「典型アロフェン黒ぼく土」に,栃木県農業試験場本場の黒ボク土壌(七本桜統)は「厚層多腐植質アロフェン黒ぼく土」に,それぞれ分類された。