@article{ART001346026},
author={
배은정
},
title={
「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から-
},
journal={
일어일문학
},
issn={1226-4660},
year={2009},
pages={137 - 157},
doi={10.18631/jalali.2009..42.008},
url={http://dx.doi.org/10.18631/jalali.2009..42.008}
TY - JOUR
AU - 배은정
TI - 「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から-
T2 - 일어일문학
PY - 2009
IS - 42
PB - 대한일어일문학회
SP - 137 - 157
SN - 1226-4660
AB - 通常、「書く」、「置く」を述語とする結果・状態相は、「AガVラレテイル」型よりは「AガVテアル」型で用いら
れやすい傾向が見られる。しかし、実例を探してみると、少数ではあるが「AガVラレテイル」型をとり出現する場合も存
在する。本稿では、動詞「書く」と「置く」が「テアル」型で出現する場合と「ラレテイル」型で出現する場合の使い
分けにはどのような要因が関わっているのか、また、その要因には動詞別の違いはあるのかに注目した。その結果、動詞
「書く」の場合は、当該の出来事に有情物動作主の想定可能性が高いほと「テアル」構文が、そうでない場合には
「ラレテイル」構文が選択されやすいことがわかった。これに対し動詞「置く」の場合は、当該の出来事に有情物動作
主の想定可能性が高いほど、かつ、意図性の現れる出来事であるほど「テアル」構文が、そうでない場合には「ラレテ
イル」構文が選択されやすいことがわかった。
一方、テキストで「書かれている」「置かれている」として出現する実例を対象に、「書いてある」「置いてある」へ
の置き換えは可能なのか、また、その置き換えに影響する要因は何なのかについても分析した。その結果、両動詞はいず
れも「テアル」構文への置き換えが不自然な場合が多く、これを通し、実例で「書かれている」「置かれている」の形
で用いられている例文は、いずれも「テアル」構文にすることに問題を抱えていたため、その代りに「ラレテイル」型をと
り、出現していることがわかった。また、「テアル」構文への置き換えに影響する要因も、両動詞ごとに異なっており、動
詞「書く」の場合は、書き物の文体や内容、動作主が特定個人であるかどうかの問題、読み手が特定個人かどうかの
問題、前後文脈の問題が様々に関わっているのに対し、動詞「置く」の場合は、動作主の意図性の有無、またはその
強弱により「テアル」構文への置き換えが大きく影響されていることがわかった。
すなわち、「テアル」型と「ラレテイル」型の使い分けに影響する要因と、「ラレテイル」構文の「テアル」構文への
置き換えに影響する要因、いずれにしても、「書く」と「置く」は異なる様相を見せていることがわかったが、このような違
いは、実質的な行為が行われなくても「書いてある」「書かれている」という結果相の形を用いることが可能である、動
詞「書く」ならではの意味的特徴に理由があることが確認できた。
KW - 「AガVテアル」文, 「AガVラレテイル」文, 行為の結果, 非行為状態
DO - 10.18631/jalali.2009..42.008
UR - http://dx.doi.org/10.18631/jalali.2009..42.008
ER -
배은정
(2009).
「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から- .
일어일문학,
42,
137 - 157.
배은정
. 2009,
“「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から- ”,
no.42,
pp. 137 - 157.
Available from: doi:10.18631/jalali.2009..42.008
배은정.
“「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から- “
일어일문학
42
pp. 137 - 157.
(2009): 137.
배은정
.
「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から-
일어일문학
[Internet].
2009;
42,
:
137 - 157.
Available from: doi:10.18631/jalali.2009..42.008
배은정
. “「書く」・「置く」を述語とする「AガVラレテイル」文と 「AガVテアル文」の意味特徴の比較 -日本語教育の側面から- “
일어일문학
no.42
(2009): 137 - 157. doi: :10.18631/jalali.2009..42.008