共催: 電気学会, 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本風工学会
p. 10
本論文は,神奈川県の平塚海岸から津久井湖までの長さ32km,幅4.5kmの領域を対象として,数値流体解析から得られた複雑地形周りの流れと風洞実験結果を比較するものである.本研究では,第一段階として基本的な乱流モデルである標準k-eモデルを用いて検討を行った. 本研究より,標準k-モデルによる解析結果は,実験結果と比べて起伏の激しい地形の後流域において鉛直方向の風速分布がやや異なる部分が有ること及び地上付近で風速がやや小さめとなる部分が有ることが明らかとなった.