主催: 日本地球化学会年会要旨集
代替水源として重要な役割を果たす地下水の保全が必要である。対象地域である宮城県の地下水及び河川水の水質を分析し、無機成分による汚染状況を調べた。また、仙台平野の地下水の水源と涵養域及び流動経路を推定するため、酸素と水素の安定同位体比を分析した。SF6濃度、CFCs濃度を測定し、涵養年代を推定した。以上の結果からトレーサーコンターマップを作成して流動経路を推定した。その結果、津波による水質の影響がみられ、また地下水の涵養域、流動域及び涵養年代が明らかになった。