日本地球化学会年会要旨集
2008年度日本地球化学会第55回年会講演要旨集
セッションID: 1E13 23-05
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ナノジオケミストリー:鉱物表面・界面、地球化学プロセスの基礎科学
ランタニド・リン酸塩 (LnPO4) の「酸化物からの標準生成エンタルピー」とモナズ石/ゼノタイム系列の相互関係:Jorgensen 理論と四組効果の重要性
*川邊 岩夫
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抄録

ナブロスキーのグループは,ランタニド(III)リン酸塩の酸化物からの標準生成エンタルピーの測定値を報告し,これらの系列変化について議論している.しかし,彼らの議論は誤った結論を導く不十分なものである.ここでは,ヨルゲンセン理論から四組効果を解析する立場から,1)ランタニド・リン酸塩の標準生成エンタルピーの測定値,2)f≠?遷移スペクトル解析から得られるラカーパラメーターによる電子雲拡大系列とそこにおけるリン酸塩の相対位置,3)モナズ石形とゼノタイム形のランタニド・リン酸塩の精密構造解析 のデータを総合し,ランタニド(III)リン酸塩の「酸化物からの標準生成エンタルピー」の四組効果とモナズ石/ゼノタイム形構造変化について議論する,

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© 2008 日本地球化学会
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