日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2016年年会
セッションID: R1-P13
会議情報

R1:鉱物記載・分析評価
北海道手稲鉱山産kalgoorlieite
*田中 崇裕濱根 大輔
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

カルグーリー鉱はオーストラリアのゴールデンマイル金鉱山地区から発見され,2016年2~3月間に国際鉱物学連合により承認されたばかりの新鉱物である.今回手稲鉱山滝ノ沢ヒより,世界で2例目となるカルグーリー鉱の産出が確認されたので報告する.手稲鉱山のカルグーリー鉱は最大200マイクロメートル程度の他形~半自形の柱状結晶として石英中に単独で見られる他,自然テルルやスティツ鉱等のテルル化物と共生している.反射顕微鏡下では,白色がかったクリーム色を呈し,強い多色性(白灰色―明クリーム色)及び強い異方性(青―灰褐色―褐色がかったクリーム色)を示す.

著者関連情報
© 2016 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top