横浜国立大学大学院工学研究科
1999 年 56 巻 10 号 p. 626-634
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高分子ゲルは, 液体を含んで膨潤した希薄で複雑な網目構造をもつ固体であり, それを構成する分子間に働く複雑な相互作用に起因してユニークな物性を示す. ゲルの体積相転移の研究から, ゲルのもつ多様な性質の基本原理が解き明かされようとしている. 本総説では, 相転移に伴うゲル表面のサブミリメートルサイズの巨視的パターン, メゾスコピックサイズの微視的表面構造とその変化, 不均一なバルクの網目構造と相転移について調べ, ユニークな構造と機能とのかかわりについて考察する.
合成繊維研究
高分子化學
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