主催: 日本LCA学会
GISを用いた道路距離算定手法によりコンクリート産業における 工場間の道路輸送距離を算出し、直線距離との比較を行った。 その結果、東京の直線距離に対する道路輸送距離の比率に比べて 北海道の直線距離に対する道路輸送距離の比率が大きくなることが明らかにされたと同時に 北海道は直線距離と道路距離の相関関係に東京に比べてばらつきがあることが確認された。 このことから、建設工事で利用される再生材の調達判断基準として再生材生産工場までの直線距離を用いる場合、 都市部においては有効であるが、郊外においては、必ずしも有効でなく道路距離を用いた方がよいことが示された。