主催: 電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
会議名: 平成28年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
回次: 69
開催地: 宮崎大学
開催日: 2016/09/27 - 2016/09/28
クロマグロの稚魚は皮膚が弱く刺激に敏感であるため,養殖場では,稚魚が瞬発的遊泳時に生簀の壁に衝突して死亡するため稚魚の生存率が低い.しかし,どのような刺激が瞬発的遊泳を起こすかはまだ明らかになっておらず,モニタリングし瞬発的遊泳が起きた時の状況を調査する必要がある.本稿では,クロマグロの生存率を向上させるため,瞬発的遊泳の原因となる刺激を特定することを目的として,映像から瞬発的遊泳を検出する手法を提案する.提案手法では,連続した2フレーム間の変化量から特徴量を抽出し,瞬発的遊泳を検出する.実験の結果,照度の明るい108lx帯では精度よく瞬発的遊泳を検出することができ,本手法の有効性を確認した.