映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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セッションID: ME2008-169
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超解像処理に基づく動画像の高解像度化および高フレームレート化に関する一検討 : 特徴点の対応に注目したクラスタリングの導入(感性とメディア及び一般)
瀧澤 誠長谷山 美紀
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抄録

本文では,超解像処理を用いて動画像の高解像度化および高フレームレート化を行う手法を提案する.提案手法では,フレーム間における画素の対応を,複数の特徴点の対応に基づき得られる射影変換のパラメータで表す.このとき,特徴点の対応をクラスタリングし,最大のクラスタを構成する特徴点の対応から射影変換のパラメータを求めることで,動物体が複数存在する場合にも高精度なカメラパラメータの推定を実現する.その結果,連続する既知のフレームとそれらの間に存在する未知のフレームとの画素の対応を推定し,さらに超解像処理を適用することで,動画像の高精細な高解像度化および高フレームレート化か可能となる.本文の最後では,比較実験を行い,提案手法の有効性を確認する.

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© 2008 一般社団法人 映像情報メディア学会
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