映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
Print ISSN : 1342-6893
ISSN-L : 1342-6893
セッションID: HIR2003-58/ME2003-58
会議情報
EFIFを用いた自己アフィンフラクタル図形の拡大処理に関する考察(映像メディアおよび一般 : インターネット, デジタル放送, マルチメディア, 三次元画像, 視覚と画質評価, ITS等)
上村 郷志長谷山 美紀北島 秀夫
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本文では, Extended Fractal Interpolation Functions(EFIF)を用いた自己アフィンフラクタル形状の拡大手法を提案する.EFIFを用いて与えられた形状を表現する際には,inverse problemと呼ばれる問題を解くことによって,その形状を特徴づけるために必要なパラメータを獲得しなければならない.しかしながら,拡大処理後の形状は,捕間されるべき未知のデータ点を含むため,そのinverse problemを解き,必要なパラメータを獲得することは困難である.そこで,本文では,与えられた形状を特徴づけるパラメータを用いて,拡大処理後の形状を表現するために必要なパラメータを決定できることを論理的に導く.提案手法では,この性質を用いることで,与えられた自己アフィンフラクタル形状に対する任意の倍率での拡大処理を実現する.

著者関連情報
© 2003 一般社団法人 映像情報メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top