臨床血液
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47 (SEL-52)
急性白血病に対する移植の最前線
峯石 真
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2016 年 57 巻 10 号 p. 2218-2223

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抄録

急性白血病の治療法は急速に進歩しつつある。特にここ10年は分子標的療法や細胞治療,遺伝子治療などの発展と相まって,急性白血病の治療における移植療法の役割が問い直されてきている。筆者は,これらの新しい治療法は移植療法の役割を小さくするどころか,移植療法の重要さをさらに増すものと考えている。移植療法とこれらの新しい治療法とを組み合わせることによって,白血病の治療はさらに進歩していくはずである。この新しい時代において,移植・血液医は従来の領域にとらわれることなく,新しい薬剤や治療法とGVHD/GVLの相互作用などの新しい分野の研究を進めるべきである。移植法自体や前処置も包括的治療の変化に伴い進化していくべきものである。

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© 2016 一般社団法人 日本血液学会
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