WADICを血中溶質濃度モニターとして用いて、高性能ダイアライザーによる短時間透析の評価を行なつた。治療効果を評価する上で、次のパラメータを導入した。
(1) R 除去率(%)
(2) CL・td クリアランスx透析時間(1)
(3) M/CB0 溶質総除去量÷透析初期血液中溶質濃度(1)
クレアチニンについて、WADICによる計算値と検査データによる実測値で比較したところ、両者の間に良い一致が得られた。さらに本報では除水モニターシステムを開発し、臨床に応用した。これは圧トランスデューサとコンピュータを組み合わせたもので、陽圧型であればどのコンソールにも使用できる。臨床応用の結果から、除水モニターとして十分使用可能である。