人工臓器
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短時間透析へのWADICの応用
神品 順二竹沢 真吾酒井 清孝山下 明泰島村 寿一本間 崇日台 英雄中西 光井上 政昭
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1985 年 14 巻 1 号 p. 153-156

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抄録

WADICを血中溶質濃度モニターとして用いて、高性能ダイアライザーによる短時間透析の評価を行なつた。治療効果を評価する上で、次のパラメータを導入した。
(1) R 除去率(%)
(2) CL・td クリアランスx透析時間(1)
(3) M/CB0 溶質総除去量÷透析初期血液中溶質濃度(1)
クレアチニンについて、WADICによる計算値と検査データによる実測値で比較したところ、両者の間に良い一致が得られた。さらに本報では除水モニターシステムを開発し、臨床に応用した。これは圧トランスデューサとコンピュータを組み合わせたもので、陽圧型であればどのコンソールにも使用できる。臨床応用の結果から、除水モニターとして十分使用可能である。

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© 一般社団法人 日本人工臓器学会
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