日本物理学会講演概要集
Online ISSN : 2189-0803
ISSN-L : 2189-0803
セッションID: 16aAC-2
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ポアンカレビームパルスを用いたGaN励起子スピンのコヒーレントダイナミクス観測
内古閑 隆太郎重松 恭平山根 啓作森田 隆二戸田 泰則
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抄録

ビーム断面上の偏光分布が二回対称で、直線偏光と円偏光を同時に持つポアンカレビームパルスを励起光に用いると、異なるスピン状態を持つ励起子の同時励起が可能である。本研究では、縮退四光波混合分光を用いたバルクGaN励起子励起およびストークス分解検出を行い、励起子スピンのコヒーレントダイナミクス測定を実現した。得られた信号光の空間偏光分布はT2時間内で励起光を良く反映しており、励起子スピンのコヒーレント状態保持を示すことができた。

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© 2016 日本物理学会
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