生体医工学
Online ISSN : 1881-4379
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マルチ伸展パターン可能な細胞伸展デバイスの開発
稲村 駿季生田 幸士池内 真志
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2019 年 Annual57 巻 Abstract 号 p. S276_2

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抄録

生体を構成する細胞は様々なメカニカルストレスにさらされており、細胞内でメカニカルストレスが遺伝子発現などの生体反応へと変換されること(メカノトランスダクション)で人間の様々な機能を維持されていると考えられている。したがって、細胞の構造や機能の変異によってメカノトランスダクションに不備が生じることで様々な病気へと発展していくと考えられ、細胞のメカニカルストレスへの応答を調べることで病気の発病プロセスの解明などにつながるといえる。メカニカルストレスへの応答を調べるにあたり、本研究では複数パターンの伸展刺激を同時に細胞に負荷することが可能なデバイスのプロトタイプを作成した。

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© 2019 社団法人日本生体医工学会
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